# 東京都健康長寿医療センター 認知症支援推進センター --- ## 固定ページ --- ## お知らせ - [令和7年度「東京都認知症抗体医薬対応支援事業」に係る電子掲示板の利用案内について](https://siencenter.jp/news/news-123/): 令和7年度電子掲示板の利用申込をされた方... --- ## 研究紹介コラム - [認知症疾患医療センターにおける若年性認知症の診断後支援](https://siencenter.jp/column/column-230/): 1若年性認知症、診断後の支援は十分か? ... - [地域住民がもつ認知症のスティグマと社会的包摂](https://siencenter.jp/column/column-151/): 1スティグマってなに? スティグマという... - [認知症の新しい治療薬(アミロイドβ抗体)に関する問い合わせ相談対応マニュアル作成に向けた取り組み](https://siencenter.jp/column/column-152/): 認知症に対する新しい治療薬の普及に伴い、... - [高齢者困難事例が抱える困難事象:5つのカテゴリーによる分析的枠組みの提示](https://siencenter.jp/column/column-153/): 1「困難事例」という言葉 「困難事例」と... - [高齢期に出現するいわゆる“ごみ屋敷”:10年間の追跡研究からの報告](https://siencenter.jp/column/column-154/): 1研究の歴史 著しく散らかり不衛生な住環... --- # # Detailed Content ## 固定ページ --- ## お知らせ - Published: 2025-03-05 - Modified: 2025-03-05 - URL: https://siencenter.jp/news/news-123/ - カテゴリー: 認知症抗体医薬対応支援事業 令和7年度電子掲示板の利用申込をされた方については、令和7年4月中に別途、事務局より電子掲示板の利用案内に関してご連絡いたします。 --- --- ## 研究紹介コラム - Published: 2025-06-09 - Modified: 2025-06-09 - URL: https://siencenter.jp/column/column-230/ - カテゴリー: 医療, 畠山啓 1若年性認知症、診断後の支援は十分か? 近年、若年性認知症の診断は、認知症疾患医療センターが中心となって行われています。若年性認知症の特徴として、高齢発症の認知症に比べて有病者数が少ないため、適切な社会資源の不足を招きやすく、診断後の支援は十分とは言えません。 国の調査によると、若年性認知症のある方の多くが、高齢者向けのデイサービスなど、ニーズに合わない社会資源しかないと感じています。また、発症時の年齢が稼働年齢であることから、就労の課題も深刻です。世帯の経済状況にも影響するため、診断後の幅広い... --- - Published: 2025-03-06 - Modified: 2025-05-28 - URL: https://siencenter.jp/column/column-151/ - カテゴリー: 地域保健, 井藤佳恵 1スティグマってなに? スティグマという言葉、みなさんにとってなじみがあるものでしょうか。スティグマは「偏見」や「差別」と訳されます。正確には、「先入観にもとづいてレッテルをはり、偏見をもち、差別する」という、一連の心と行動のあり様を指します。 スティグマは、病気そのものが引き起こす苦痛よりもさらに大きな苦痛をもたらすことがあり、深刻な人権侵害であると指摘されています。 2認知症高齢者の社会的包摂 認知症のスティグマに関して、昨年、地域住民2589人を対象とした全国調査を行いました。そうしたとこ... --- - Published: 2025-03-06 - Modified: 2025-05-28 - URL: https://siencenter.jp/column/column-152/ - カテゴリー: 医療, 小野真由子 認知症に対する新しい治療薬の普及に伴い、多くの医療機関で同薬に関する問い合わせに対応する必要性が高まっています。そこで幅広い医療機関で活用できる問い合わせ対応マニュアル作成に向けて、当センターに寄せられた治療薬に関する問い合わせの記録内容を整理しました。 1問い合わせ件数の推移 2023年12月21日から2024年2月15日の期間に当センターに寄せられた認知症の新薬に関する問い合わせ総数は244件でした(情報収集は、当センター認知症疾患医療センターにて相談業務に従事している精神保健福祉士が実施)... --- - Published: 2025-03-06 - Modified: 2025-05-28 - URL: https://siencenter.jp/column/column-153/ - カテゴリー: 地域保健, 井藤佳恵 1「困難事例」という言葉 「困難事例」という言葉があります。「困難事例」は一義的には定義されませんが、「客観的には支援ニーズがあるのに、接近が困難で、通常のマニュアルに沿った対応が困難な事例」をさして用いられることが多いと思います。つまり、「困難事例」とは、支援者側の支援困難感を基準として用いられる言葉であると考えられます。 2「困難事例と言われる人、その本人が抱える困難」という視点 ですが、「支援方策」を検討するためには、支援者の困難感ではなく、本人が抱えている困難に目を向ける必要があります。... --- - Published: 2025-03-06 - Modified: 2025-05-28 - URL: https://siencenter.jp/column/column-154/ - カテゴリー: 地域保健, 井藤佳恵 1研究の歴史 著しく散らかり不衛生な住環境、いわゆる“ごみ屋敷”に住まう高齢者に関する最初の学術的報告は、1957年に、地域保健の領域※1と精神科領域※2(Macmillan, 1957)からなされました。この時点ですでに、支援にあたっては多機関連携が必要であることが指摘されています。 以来60余年、洋の東西を問わず、そして時代を超えて、散らかり不衛生な住環境に住まう高齢者の、社会的孤立、身体状態に対する無関心さ、支援の拒否という、きわめて似通った特徴が報告されてきました。 2支援の歴史 この分... --- ---